「気圧」がおよぼす影響についてまとめました。
気圧が急降下!体への負担も大!
ほとんどの人が気が付かない事実・・・。
この時期、気圧が急降下し、体への負担も大きくなってきています。
毎年4月から6月にかけて気圧が急激に低くなります。これは、突然「標高70メートル」の山に登っているのと同じ状態になってしまいます。
「気圧」は目に見えません。
大したことがないように思われるかもしれませんが「気圧」とは空気の圧力のことです。
空気は物質ですので、地面から80kmくらいの高さ分の重さ、つまり、16トンもの重さが体にのしかかっていることになります。
気象病
気象病とは、気圧など天候の変化によって起こる頭痛等の体の不調のことです。
例えば、低気圧で酸素が1%薄くなると、全身の細胞が酸素不足に陥り、不調を引き起こします。
普段、16トンもの重さが体にのしかかっていても、この時期は気圧が急降下することで、のしかかっていた重さが急激になくなります。
つまり、圧力が遠のくことで体内圧力が膨張し、まるで空を飛ぶ飛行機の中のポテトチップスの袋のようにパンパンに体が膨れてしまいます。
これにより、いろいろな体の不調が起きてきます。
めまい
内耳のリンパ液が入った袋が膨張することで、めまいを起こします。
ぜんそく
のどの血管が膨張することで気道が腫れ、ぜんそくが発症します。
心筋梗塞
低気圧に低気温(10℃以下)が重なると、心筋梗塞が多発します。
※平均気温6℃未満で気圧1,013hpa未満は心筋梗塞に警戒!(広島県医師会)
頭痛
血管が膨張し神経を圧迫することで、頭痛を起こします。
関節
悪い部分が圧迫、神経が刺激されるため、関節に症状が出る。または、持病が悪化したり、古傷が痛みます(骨折・ケガ・手術後)。
他にも、目が腫れぼったくなる、脚がむくみっぱなし、だるい・うっとうしいなどの症状があります。
『あれ?調子が悪い!』
この季節、そのように感じたときは、気圧が影響しているということも覚えておくと悩まずに済むかもしれません。
普段、意識をしない「気圧」・・・こんなにも体に影響を与えているのですね。