おいしく楽しく食べる力(ちから)。桂皮とはちみつ。
よく、会話のタネに「最後の晩餐」人生最後の食事は何を食べたいか、という質問があります。
私は天ぷらが食べたいと思っています。
けれども、もしかしたら、最期が近づくよりずっと前に、私は天ぷらが嫌いになっているかも知れません。
年齢とともに「食べる力」が衰え、それとともに「美味しく食べる楽しみ」も遠ざかっていくことが多いからです。
「おいしい」という感覚を失う辛さ
食べたいものをおいしく食べるという当たり前のことが、明日できなくなっても不思議ではないのが人生です。でも、それは本当につらいことですよね。
そして身近な人が「食欲がない」のはとても心配なことです。
胃の働きの弱りは全身の衰えにつながる
年齢とともに、胃粘膜が減り、胃の消化酵素が減り、胃の動きが鈍くなってきます。
年齢以外にもストレスや過労で同じように胃が弱ります。
食欲がなくなり、食べても消化効率が悪いため、食べても栄養を十分に取り込むことができず、全身が衰える悪循環が続いていきます。
いわゆる低栄養状態です。
食欲低下を追い払うのはコレ!
桂皮と蜂蜜をまぜる
世界中で行われてきた桂皮はちみつ療法
食欲がない時に、桂皮を蜂蜜に混ぜて毎日食べる民間療法は、アジア・オセアニアを中心に世界中で行われてきました。(桂皮が手に入らない地域ではシナモンを代わりに使っています)
胃の働きを良くするだけでなく、冷えや美肌、さらには疲れや口臭など15種類もの効果があると伝えられています。桂皮はちみつは、それ自体が栄養豊富で、しかも消化の必要がないので負担なくエネルギーを生み出してくれます。しかも、胃腸を優しく温めて少しずつ活動を促し、元気づけてくれる大変すぐれた万能民間療法なのです。統合医療としても注目されています。
「桂皮」を使う
桂皮(ケイヒ)とシナモンは、実は違う樹木であり、成分が違います。
桂皮のほうが成分が濃いため、漢方薬にシナモンは用いません。
「完熟蜜」を使う
はちみつは、植物による違いは気にする必要はありませんが、完熟はちみつを選ぶようにしましょう。
加熱して水分を減らしたはちみつは、熱に弱いビタミン・フラボノイド・有機酸・酵素などが壊れてしまい、せっかくの栄養素が台無しです。