ヘルスリム27関連<葛の花エキスと脂肪肝の関係性>
近年、脂肪肝は男女ともに増加傾向が見られます。脂肪肝の二大原因は高脂肪食とアルコールの摂取と言われています。機能性表示食品ヘルスリム27を販売するNaleluは、株式会社東洋新薬との共同研究により、『葛の花エキス』の「高脂肪食」及び「アルコール」同時摂取における脂肪肝抑制作用を確認し、第19回日本未病システム学会学術総会において発表いたしました。
■ 研究のポイント
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が蓄積した状態のことをいい、脂肪肝を発症する要因として主に高脂肪食やアルコールの過剰摂取などが知られています。今回我々は、高脂肪食及びアルコールそれぞれ単独ではなく、2つの要因を同時に負荷した場合の葛の花エキスの脂肪肝抑制作用の有効性について検証することといたしました。
■ 研究概要
マウスに5%葛の花エキスを混餌した高脂肪食を29日間摂取させ、試験開始から27日目より29日までアルコールを強制的に経口投与させました(HF+5%PFE /EtOH群)。29日目に解剖を実施し、内臓脂肪総重量および血中GOT〔注(2)〕濃度を測定、さらに肝臓の状態を記録しました。なお対照として、葛の花エキスを混餌していない高脂肪食とアルコール負荷群(HF/EtOH群)を設けました。
その結果、HF+5%PFE /EtOH群はHF/EtOH群と比較して、内臓脂肪総重量および血中GOT濃度の有意な低下がみられました。また肝臓解剖所見により脂肪肝の改善が確認されました。
〔注〕 GOT
グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼの略。細胞が破壊されると血液中に放出され高値になります。アルコール性肝炎や脂肪肝で高値を示すことが知られています。
これらのことから、葛の花エキスTMは高脂肪食およびアルコール同時摂取における脂肪肝抑制作用に有用であることが示唆されました。今後、忘年会などで暴飲・暴食になりがちな季節に向けた商品開発を目指します。
【学会名】
第19回日本未病システム学会学術総会
【講演者】
髙野 晃1)、上野 栞1)、友澤 寛1)、神谷 智康1)、鍔田 仁人1)、池口 主弥1)、髙垣 欣也1)、小俣 貫太2)
1)株式会社東洋新薬、2)Nalelu合同会社